毎月15分でFIREに近づく!会社員のための6ステップ資金管理術
私がミニマリズムを追求していく中で気づいたのは、物質的な欲求が減ると自然とお金を使わない生活ができるようになることでした。しかし、ただ貯金するだけではFIRE(経済的自立)への道のりは遠く感じていました。
そこで考えたのが、会社員として給料日に合わせて毎月のお金の流れ(キャッシュフロー)を決めてしまうこと。この仕組みを作れば、生活費や投資資金の管理が格段に楽になります。
この記事では、私が実際に実践している6ステップのルーティンを紹介します。
なぜ毎月のキャッシュフロー管理が重要なのか
会社員であることを想定した時に、給料日に合わせて毎月のお金の流れを決めてしまえば、以下のメリットがあります:
- 生活費と投資資金の境界が明確になる
- 毎月同じパターンで処理するため、考える時間が不要
- 余剰資金が自動的に投資に回る仕組みができる
- お金の流れが見える化され、無駄な支出に気づきやすくなる
実践している6ステップのお金のルーティン
私が毎月給料日に実行している具体的な手順をご紹介します:
ステップ1:給料を受け取る
まずは基本となる給料の受け取りです。手取り額を確認し、今月の投資可能額の計算準備をします。
これは毎月大きく変わる金額でもないため、あらかじめ予算が立てやすいと思います。
ステップ2:生活費用の口座に入金する
生活費専用の口座に、月の生活費を入金します。この金額は固定で、支出の増減に関わらず一定にすることがポイントです。
うちは妻も仕事をしているため、それぞれに予算を決めて共通の口座に入金しています。
そして生活費関連のものは全て「家庭用のクレジットカード」で支払うようにしているため、翌月に家庭用の共通口座から引き落とされます。
この方法を採用してから、かなり家計管理が楽になりました。
ステップ3:クレジットカード請求額の支払い
前月のクレジットカード利用分を支払います。必要な支出はクレジットカードで基本的に支払うようにしておけば、このタイミングで一括で支払うことができます。
こちらは完全に個人用の支払い分なので、余分なものを買わなければそこまで請求金額が増えることもありません。
一時的な支出が多かった月はここがネックになりがちなので、不定期な支出の管理方法については模索中です・・・。
ステップ4:財布に現金を補充する(MAX2万円)
現金での支払いが必要な場面に備えて、財布には最大2万円まで補充します。
現金使用はそこまで多くないですが、必要な時に慌ててATMに行かなくてもいいよう、このくらいの金額にしています。
ステップ5:最低資金を確保する(MAX生活費の6ヶ月分)
万が一の事態に備えて、生活費の6ヶ月分を緊急資金として確保します。目標額に達するまでは継続的に積み立てを行います。
これは一般的には投資を始める前に貯めた方がいいと言われているお金ですが、私の場合は並行して株の積み上げもしていきたいため、余剰資金の10%程度を専用の口座に入金しています。
余剰資金の90%が次のステップに移っていくイメージです。
ステップ6:余ったお金を全て証券口座に入金する
上記の支出と緊急資金を差し引いた残額を、すべて証券口座に入金します。そして証券口座の預かり金で買える分だけ株を買います。
私が実践している投資手法は「日本株」の「増配株投資」です。どのように銘柄を選定していたり、どんな感じにポートフォリオを組んでいるかは、後日紹介したいと思います。
投資比率を上げるためのポイント
クレジットカード中心の支払いシステム
普段からクレジットカードで余計なものを買わないようにする習慣は、別途身につける必要がありますが、基本的な支出をカード中心にすることで管理が簡素化されます。
「余ったお金」の比率を上げる工夫
この「余ったお金」の比率をいかに上げていけるかで、FIREまでにかかる年数が変わってきます。収入の75%を投資することができれば、7年でFIREできるとされています。
FIREに対する考え方
私がこのブログで目指している「ミニマリズムでFIREをデザインする」というアプローチでは、FIREを「経済的な自立」に焦点を当てており、「早期の退職」にはこだわっていません。
経済的自立を達成することで、以下の自由を得られます:
- 働き方の選択肢が広がる
- 時間の使い方を自分で決められる
- 精神的な余裕を持てる
ミニマリズムとの相乗効果
ミニマリズムとFIREは相性が良く、相乗効果を生み出します。物質的な欲求が減ることで自然な節約につながり、シンプルな家計管理が可能になります。本当に大切なものへの集中ができるようになり、投資資金の確保や長期的な視点の獲得にもつながります。
まとめ
このルーティンを毎月繰り返すことで、投資比率を高め、FIRE達成年数を短縮できます。ミニマリズムの考え方を取り入れながら、経済的自立への第一歩を踏み出してみてください。
重要なのは完璧を目指すことではなく、継続することです。まずは今月から、できる範囲で始めてみましょう。